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空においては高気圧と低気圧を巡る大気の流れ。
大地もまたゆっくりではありますが地球の表面を少しずつ循環しています。
大自然の様々な摂理と同様に私たちの身体も、絶え間ない循環の中でその調和とバランスを保ち続けています。
呼気や吸気、静脈と動脈、食物や水の排出と摂取…。古の支那ではこのプラスとマイナスのバランスを「陰陽☯」と呼びました。
これら排泄と供給のバランスが崩れた時、身体は本来の活力を失い、体調不良や様々な病を招き寄せるのです。
血液系 ①心臓
②心臓から排出されて身体の隅々まで行く動脈
③身体の末梢部から心臓に戻る静脈
リンパ系 : 毛細リンパ管からリンパ節を通過して静脈に戻る。
血液系では、心臓がポンプの役割を果たし、血液が動脈を通じて全身に送られ、静脈を通って心臓まで戻ります。 リンパ系は毛細リンパ管網という細い管から始まります。これはリンパ管、リンパ節につながり、胸管という太いリンパ管に合流して首の下方の静脈に開いています。
リンパ系には3つの相互に関連した機能があります。
リンパ液は、ゆっくりと拍動する、リンパ管自身によって成されるゆるやかな能動的な流れと、血管の圧力や呼吸運動・筋肉の動きなどによって起こる受動的な流れによって運ばれています。
人体の中でリンパ節は、およそ外部と連絡しているところに多々みられます。
例えば口の中、腸の中(腸の中は体内ではありません) 気管や気管支などに、たくさんのリンパ節が存在します。リンパ系は我々の身体の中のそうした外部に晒されやすいところに陣地を作って、体にとって有害な、外部から侵入してくる異物を待ち構えているのです。
そして、いざ外敵が体内に侵入してくると、その周辺のリンパ組織が合同してその外敵を駆除しようとします。戦いの場所は赤く腫れ、いわゆる炎症を起こします。
敵の勢力が大きいと、周辺のリンパ節からの援軍が続々と到着し、侵入してきた敵に立ち向かっていきます。その戦いで生じた老廃物もやはりリンパの組織によって運ばれます。
腫れの引きが早いか遅いかは、多くの場合、この老廃物を含んだリンパ液がより早く心臓まで戻ってこられるかに依ります。
これはあたかも山々から流れ出た湧水が小さな川となり、それが少しずつ集まってきて大河となり、最終的には海へ流れ込むのによく似ています。
私は関東地方に住んでいるのでこれを利根川の水系に例えてみましょう。
利根川はご存知のように群馬県のみなかみ町の大水上山に源を発する日本で第二位の大河です。
途中、沼田で片品川を、渋川で吾妻川を、高崎を過ぎて烏川と合流し次第に川幅も広くなっていきます。そして栃木県から流れる渡良瀬川や鬼怒川を合わせ、茨城県から小貝川が合流し、関東北部を悠々と蛇行して銚子で太平洋に注ぎます。
川の支流はすべて高台で隔てられていてその支流ごとに水系を形成します。水はそれらの水系をまたいで他の水系に移行することは決してありません。
但し、その水系のなかで、人間は水を効率よく利用するために運河や用水路を作って、水路のネットワークを形成します。
リンパの流れも同様に「末梢から心臓へ」と流れています。
例えば、利根川の全流域で増水が発生したとします。その中で黒の×印と黄色の×印とピンクの×印の箇所の増水が特に顕著であるならば、必ず一番下流のピンクの箇所から手当(放流)をしなければなりません。
なぜなら、それをする前にその上流である黒の箇所や黄色の箇所の手当(放流)をすればたちまちその下流にあるピンクの部分に流れてきた水が集中し、そこに大きな被害を引き起こすでしょう。
治水は常に下流の流域に対する気配りがなければ成り立ちません。
症状の有るなしに関わらず、心臓に近い所から先に始めて、リンパの流れを遡って末梢に向かって手当をしなければなりません。
これを怠ると高い確立で流れの途中の部分にリンパ液が貯留してその部分に不調が生じてしまいます。
「リンパ・マッサージ」「リンオアドレナージュ」等、リンパ系に対する施術方法はたくさんありますが、これら、一般的に行われている技法は手足のリンパ節や体幹表面にあるリンパ節に対して行われることが多い施術なので、身体の深部に位置するリンパ管には対応しづらいことが多いようです。
何故ならば身体の深部まで影響を加える技術は相当な熟練した施術者でないと行えないからです。特に腹部から下のリンパ液が心臓まで戻る通り道である
内蔵リンパ排液法とは、深部に流れるリンパ液の流れを活性化して人の身体にとって不必要な異物や老廃物を集め、排出するオステオパシーテクニックのひとつです。
この歴史はとても古く、創始者のA.Tスティル先生も病気の治療に対して頻繁にこのテクニックを使用されていた模様です。
私達の使用する内蔵リンパ排液法は、頭蓋領域のオステオパシーの創始者であるサザーランド先生が使っていたテクニックを基に長年培ってきた技術を加味した独特な方法で、大変素晴らしい結果を出してきた方法です。
腹部では「胃・小腸・大腸」からの老廃物を排出することでそれらの組織を
活性化することが出来ます。
三大栄養素とはいうまでもなく「炭水化物」・「たんぱく質」・「脂質」ですよね。これらはすべて胃で撹拌されて小腸で吸収されます。このうち「炭水化物」と「たんぱく質」は門脈から肝臓に運ばれてそこで代謝され心臓に戻り、そこから全身に運ばれます。しかし「脂質」だけは門脈を通らずに小腸からリンパ管によって心臓まで運ばれます。
脂肪のうち、炭水化物などの過剰摂取によって体内で生産された以外の、食物から得られた脂肪はすべてこのリンパ系を通らねばならないのです。
ここにこの内臓リンパの循環を改善しなければいけない理由があるのです。
この流れの悪いリンパ系の循環を改善すれば脂肪の代謝の改善につながります。
基本的にリンパに対する施術は多くの場合、軽いタッチで行われることが多いので、ソフト=安全な施術
ご自分の身体の調子が何となく上向かない。
身体が何となくだるい。
身体が重い。
お腹の膨満感が気になる。
下半身がむくむ。
このような症状にお困りのかたがいらしたら、ぜひ当院の
「内臓リンパ排液法」をお試しください。
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